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【うんこドリル】下品?口コミや評判は?|小2娘が毎日やることになった理由

小学生の子どもを持つ親なら一度は耳にしたことのある「うんこドリル」
問題にうんこが頻出し、子どもが楽しく学習できるという効果をうっすら理解しつつも「うんこ」の醸し出す下品さになかなか手を出せなかった小2女子の母・マルコです。
今回は、そんなうんこドリルの説明、口コミ・評判も含め、我が家が手を出すに至った理由などをまとめてみました。

◎目次

 

うんこドリルとは?

累計1000万部超のベストセラー学習ドリル

2017年・低学年向け漢字ドリルとして出版された「うんこ漢字ドリル
発売後2ヵ月で発行部数148万部を記録すると、オリコンによる週間ランキングBOOK部門で1~3年生向け各ドリルが同時にTOP3を独占し、学習参考書としては初となる総合1位を獲得。流行語大賞ノミネート、グッドデザイン賞金賞を受賞するなど、空前の大ヒットとなりました。
2023年9月現在では累計で1000万部を突破。現在も爆発的人気を博しています。

出版社は文響社という会社。あまり聞きなれない(私だけ?)ですが、設立者の1人である水野敬也さんは「夢をかなえるゾウ」の著者。
同書は架空のゾウの神様と主人公の対話形式で自己啓発を描き、これまた大ヒットしたビジネス本です。
なるほどー、この会社からうんこドリルが生まれたのも納得です。

 

 

対象年齢・教科

現在は未就学児から小学6年生を中心に国語・算数・理科・社会・英語・プログラミングやなぞなぞなどのドリルが出版されています。
未就学児向けにはかず・もじ・ちえ・いろ・かたちなどを扱ったものがあります。
あとは中学生・高校生向けに漢字ドリルも出版されているみたいですね。
因みに我が家が購入したのは小2算数・文しょうだい。価格は税込み1265円でした。以前購入した学研の小2算数・文章題ドリルは税込み715円でしたのでかなり高めの価格設定に感じました。

 

 

全問題・例文にうんこが登場

いわずもがな、全問題・例文にうんこが登場します。
たとえば漢字ドリルの「海外」という漢字を書かせる場合はこんな感じ。

かいがいでうんこをするために留学する

※イメージです。実際の問題文とは異なります。

「なんて贅沢なヤツなんだ!!」と衝撃を受けている横でゲラゲラと笑う娘…。
笑いの沸点の低さに驚きを隠せないものの、子どもの心をよく掴んでいるなと感心しました。

購入した小2算数・文しょうだいでも全例文にうんこが登場します。
例文はこんな感じ。

〇〇くんは、20このうんこを頭にのせて歩いていましたが、
5こ落としてしまいました。ゴールしたときのうんこは何個ですか?

※イメージです。実際の問題文とは異なります。

など現実にはあり得ないシチュエーションばかり。これは出版社側の配慮だそうで、嫌悪感やいじめにつながることがないよう下品ながらもかなり吟味されているようです。
またシュールな挿絵が笑いのツボをさらに刺激します。随所に「うんこ先生」というかわいいキャラクターがヒントや誘導を行います。

ドリルの構成|小2・算数文しょうだい

大問題が全25問+まとめテストがあります。
前述した学研の小2・算数文章題の場合、全38問+まとめテストでこちらの方が安価だったのでやはりかなり高額ドリルという印象です。
問題数が少ない理由は問題文にページとパワーを割いているからです。
学研の場合だと、問題文は5行程度で済んでいるのに対し、うんこドリルは1ページまるまる使っていたりします。うんこがただ出てくるだけではなく、状況のシュールさで笑いをとることにこだわっているので、文字数が割かれるのです。
たとえば、

ゴリラのうんこを500個のせた樽を抱えて106回の腕立て伏せ日本記録に挑戦する先生という設定を1ページ割いて説明した後、うんこの数や腕立て伏せの回数について問題が出される

といった感じです。
実際に娘も「そんなことある~?」とツッコミながら問題を解いていました。

 

 

 

期待できる効果

さて、わざわざ下品なうんこにまで手を出して実際どんな効果があるのか気になりますよね。
我が家の場合は何といっても「自主的に勉強に取り組むようになった」という点です。
後述しますが、娘は大の面倒くさがり屋。自主勉強はおろか日々の宿題ですら、何やかんやと文句を言ってはなかなかやろうとしません。
しかし、うんこドリルは問題が気になって仕方がないようで、今のところ楽しんでやっています。
机に向かうことが習慣化されていない場合や苦手科目克服のきっかけとしてはとても効果があるように思いました。

また文響社側からは、通常のドリルで学習するよりもうんこドリルのようにユーモアを持って学習したことの方が、学習効果や記憶の定着力がアップしたという研究実績がPRされています。(東京大学との共同研究による)
ここに関して我が家ではまだ実感に至っていませんが、確かにただ勉強として暗記したことよりも、何かしらエピソードを持って学習したことの方が記憶に残るというのは
私たち大人でもよくあることですよね。論理としてはなるほどなーと思いました。

 

 

アプリや行政・民間企業とのコラボ

下品ながらも多くの工夫が施されているうんこドリル。現在ではドリルのみならず様々な分野に進出しているようです。
まずは「うんこゼミ」という学習アプリ。うんこのパワーとゲーム感覚で楽しみながら学習することに重点を置かれたアプリだそうです。小学3~6年生を対象に国算理社+英語+教養の科目があり、月額2480円(税込み)、現在10日間の無料体験ができるようです。
また海上保安庁財務省主税局、YANMAR富士通など約30の行政・企業とのコラボを実施。お金や自然、SDGsなど生きるための知識を楽しく学べる教育コンテンツ「うんこ啓発ドリル」を発行しています。本冊子は小学校への無料配布をはじめ、文響社HP内での特設ページにて5分程度の学びをゲーム感覚で楽しむことができるようになっています。
うんこといえども侮るなかれ。子どもたちの学びへの真摯な姿勢に好感を持てますね。

 

我が家の場合

導入のきっかけ|短気な娘を机に向かわせたい!

先ほども少し触れた我が家が手を出した理由ですが、ズバリ自主的な学習習慣を定着させたかったからです。
小2の我が娘は短気で結果がスグに出ないことにはまずもってやる気を示しません。
娘の短気……それは恐ろしく凄まじいものです。
元来とても面倒くさがり屋な娘。しかし生真面目すぎる完ぺき主義という一面もあるややこしい性格の持ち主です。
学校から日々出される宿題は集中すれば10分ほどで終わりそうな量ですが、「めんどくさい!めんどくさい!やりたくない!」と毎日絶叫し、うるさいったらありゃしません。そんなにイヤならやらなきゃいいじゃないかと思うのですが、ここは生真面目なイチメンが許さないのです。
結局途中泣いたりもしながら、30分からひどい時には1時間ほどかけてやっていたりします。これには本当にイライラします。仕事が立て込んでいる時にやられたモンならこっちも大声で応戦し、ご近所にも聞かれている模様。お隣さんの態度が以前より冷ややかな気がするのを若干気にしながら、過ごす毎日です。

まるでマンガを読むように、ゲームをするような感覚で勉強に取り組むことはできないだろうか?と考えていたところ、ふとよぎったのがうんこドリルだったのです。ネットで検索すると「うんこドリル 下品」「うんこドリル 気持ち悪い」などのサジェストが……。不安がよぎりながらも、背に腹は変えられない気持ちで手を出すに至ったのでした。


使ってみた感想|自主学習のきっかけに最適!

効果はバツグンでした。とにかく問題が面白くて先が気になって仕方ない様子。あまりに先々に進みたがるので1日1ページと制限をかけるほどでした。
ただうんこが出てくるだけでなく、笑いの工夫が施されたあり得ないシチュエーションに爆笑する毎日。
学校の宿題も頭の中でうんこに変換されるほどのハマりっぷりです。家での会話がうんこまみれになるという苦痛はあるものの、勉強の自主性には代えられません。
いつかは飽きるのかなとは思うものの、学びの楽しさを知るきっかけになればコレ幸いと思っていたら、ドリルの説明書には「飽きない仕掛けが満載」と書かれていました。
はい、飽きないそうです。
いずれにせよ一つのツールとしてとても有意義なものだと感じました。

 

メリット&デメリット|評判や口コミ

メリット

これは何といっても勉強する強い強いきっかけとなることでしょうー。
勉強そのものが嫌いになり始めている場合、正攻法で促してもなかなかとっつきにくいし、その後の継続も難しい…。学びは本来楽しいものだけど、何かしらの結果や実生活での体験がなければ、なかなか喜びを感じられません。少し続ければ楽しめるはずなのに、スタートで躓いて勉強自体を辞めてしまうくらいなら、邪道に感じても、こういった子どもの興味がある素材できっかけを作ることは決して悪くないと思います。

 

デメリット

これはやはり「うんこ」という素材そのものですよね~。子どもが行動や言動が下品になってしまはないか……気になる…。
巻末にはあくまでユーモアであることを強調し、『日常生活でマネをしたり、迷惑をかけたりしないよう』うんこ先生からの忠告がありました。
また例文も「うんこを食べる」などいかにも嫌悪感を持つようなもの出題せず、現実的にはなさそうなことを書くことで配慮しているようです。
うちの娘の場合は、家ではゲラゲラ笑っているものの、やはり外では慎むべきものと理解しているようで「学童には(ドリル)を持って行かない」と恥じらいを見せております。
また例文を非現実的な表現にしている弊害として、一部の専門家から「本来の意味が理解できないのではないか」という意見もあるそうです。個人的にはドリルに1~10まで全ての効果を期待しなくても良いのではないかとは思いますが…。

 

まとめ

我が家のうんこドリルの使い方

◎苦手な科目で使う
◎低学年のうちだけ
◎1日1ページと枚数を決める
◎うんこはあくまでユーモアであることをしっかり説明する。

色々あるものの、やはり楽しみがないと人はやってみようとは思わないものです。
デメリットも理解しつつ、我が家では苦手科目克服のきっかけとして利用することにしました!
ただこのドリルさえ与えておけば良いという考えではなく、これをきっかけに本来の学びの楽しさを知ってもらうよう親の導きは必要!ゆくゆくはうんこがなくても自主的に学習できるようになってくれれば…と切に願っております。

ということで、うんこに頼るのは3年生ぐらいまでですかねぇ。6年生になってもうんこで喜んでいたら他の意味でイロイロ心配です…。

あとは一気にやり過ぎないことですかね。はじめは目新しいので次の問題が気になってどんどん進めようとするのですが、そうすると飽きも早いし(飽きない仕組みがあるとはいえ)、継続的に学習してほしいと思うので我が家は1日1ページと決めることにしました。

娘は本人が恥じらっているので問題なさそうですが、ドリルに記載されている内容はあくまでユーモアであることを説明し、お友達が嫌がったり、人に迷惑をかけることがないようしっかり伝えておくことも重要ですね。

 

 

いかがでしたでしょうか?
実際に娘の宿題を見ていると、2年生の漢字って1年生に比べると画数も多いし、送り仮名もややこしいのがたくさんありました。
算数は2桁、3桁の足し算・引き算の繰り下がり、繰り上がりが出てきて計算間違いが頻出!更に2学期からは九九が始まります。
1年生は授業と宿題さえやっていれば満点も難しくなさそうでしたがが、レベルがググっと上がった様子。ここで勉強につまずくことも大いにありそうです。勉強自体が嫌になってしまうくらいなら、少し下品でも楽しく学ぶきっかけを得た方が断然おトクな気がします。

気になる方は、ぜひ1教科から試してみてくださいね♪